ひとり暮らしを楽しむブログ

ひとり暮らし会社員のひとりごと

定時で帰る勇気

私は昔から、残業というものが死ぬほどきらいです。「(ひとり暮らしなのに)なんでそんなに早く帰りたいの?(家で誰も待ってないのに)」って聞かれることもありますが、単純に、家が好きだからです。↑丸括弧内は心の声です…。

5年ほど前から毎日定時で帰っていますが、帰る瞬間は、いまだに気まずい、というか、変な罪悪感を覚えてしまいます。だけど日々のちょっとした勇気と技術の積み重ねで、5年間、毎日早く帰ることができています。

 

8時間働いても仕事が終わらないのはおかしい

冷静に考えて、朝から夕方まで8時間も仕事をしているのに、仕事が終わらないってどういうこと?っていつも思います。日本の生産性から考えて8時間みっちり働いても終わらないなんて、きっと何かがおかしい。会議なのか、頼まれごとなのか、技術不足なのか…。絶対何かに時間がとられているんです。

 

定時で帰るのが気まずい理由

みんな仕事をしている中で自分だけ定時で帰るときに、罪悪感のようなもの覚えてしまう。それって実は、人間の特性なんです。どんな特性かというと、人間は『社会的動物』であり、自分の血縁以外の他人を、まるで自分のように思いやることができるんです。なので、「周りが働いているのに自分だけ悪いなぁ。」と思ってしまうのは普通のこと。逆に何も思わない人は、サイコパスか何かかも。

定時で帰るには、勇気と技術が必要

しかしそんなこと言ったって、周りに遠慮して、手助けばかりしていたら、いつまでたっても帰れません。「人間は他人を思いやる特性がある」ということを頭の片隅に置きつつ、それでも早く帰るには、まず少しだけ勇気を出す必要があります。

 

自分は早く帰る人だという、ブランディングをする

最初はちょっと勇気が必要です。私も昔は普通に残業をしていたので、定時で帰るのにとても勇気がいったし気まずかったです。同僚に「早っ!」って言われたり、「そんなに早く帰って、いつも何しているの~?」って聞かれることもありました。だけどそれをスルーして、定時で帰ることを半年~1年くらい続けたら、周りがだんだん「あの人は、定時で帰る人だ。」という認識になってきたのです。それからは、とっても楽になりました。仕事を頼まれても「定時までならできますよ。」と、言えるようになったし、帰る時間ギリギリに仕事を頼まれなくなりました。



今ある道具を最大限に使う

次に、定時で帰る技術です。会社のパソコンに好きなソフトをインストールできない問題、あるあるですよね。だけど、それは会社で働くうえではどうにもできないことなので、今使えるツールを最大限に利用することが重要です。


たとえば、
・メールのテンプレートや定型文を駆使する
・できるだけチャットを使う
・他人から質問が来ないように、マニュアルを作って見えるところに置いておく
・毎日整理整頓をする
Excelでマクロを組んだり、Office製品の新しい機能を覚える

そんなこと?って思うかもしれませんが、1分の短縮も馬鹿にできません。時間を節約して積み上げていくことによって、複利で増えていきます。お金を貯める技術と一緒ですね。

 

時短をしても、アウトプットの質を下げない

あと、時短をしても仕事の質を下げないことが大事です。なぜかというと、居心地が悪くなるからです。いくら時短に成功しても、仕事が雑になって周りからの信用がなくなっては、心理的安全性が保てません。

時短をしながら仕事の質を維持するには、
・できるだけアナログな仕事をやめて、デジタルを活用する
・睡眠時間の確保や体力づくりに励む
ことが大切です。手作業はどうしてもミスの原因になりますし、睡眠や運動をおろそかにしない理由は、8時間たっぷり寝た次の日は頭がものすごく働くし、さらに体力があれば、面倒な仕事でも、さっと取りかかることができるからです。