仕事でExcel VBAの開発をしているのですが、最初の頃は変数のところでつまづいてよく挫折していました。まぁ変数はだいたいイメージできたとして、特に型の宣言がわからない。どの本を読んでも動画を見ても、変数が「箱のようなもの」と表現されていて、だいたいダンボール箱の絵が書いてあって、その下に型の一覧表が書いてある。なにそれ?全くイメージができない。
それでも早くマクロを組めるようになりたいので、数値はLongかInteger、文字列はString、と呪文のように暗記して、あまり理解せずにそればかり使っていました。
それから数年経ったある日、Office TANAKAの田中先生のブログで変数の型について解説されている記事を読んだら、なんとびっくり。しっかりと腹落ちしました。
以下変数の使い方[型は覚えなくていい] より引用↓↓↓
変数には型という仕組みがあります。
変数は、何かを入れる入れ物のようなものですが、たとえばテニスラケット用のケースにゴルフのクラブは入りませんよね。あるいは、ギターのケースにトロンボーンは入りません。また、もし濡れた物を入れるなら、きっと水が漏れないビニール製の入れ物を使うでしょう。紙の袋では破れてしまうかもしれません。変数にもいろいろなタイプがあり、数値を入れる専用の型や、文字列を入れる専用の型などがあります。変数を宣言するときは、その変数に何を入れるかをあらかじめ想定して、適切な型を指定しなければなりません。
この文章を読んでなるほどーーー!と思いました。
つまり、入れたいもの(型)によって、適切な入れ物(変数)を使わなければならない。ってわけですね。
型がゴルフクラブなら、変数はゴルフバッグ
型がトロンボーンなら、変数はトロンボーン用のケース
型が濡れたものなら、変数はビニール袋
あースッキリ。
田中先生はこのブログの中で、「変数の宣言につまずいてコードを書けなくなるくらいなら、型は宣言しなくても問題ないよ」とおっしゃっているのですが、やはりちゃんと適切に使えるようになりたかったので、この説明はとても役に立ちました。